肌の現実と向き合う人生

若い頃から肌の悩みは尽きることがなかった。顔といえば、鼻の毛穴。「いちご鼻」になりやすかった。角質ケアの商品があれば手にしていた。友人からの勧めで月に掛ける金額も増えてしまった。お肌に加え、お金にまで悩まされてしまう時期もあった。年を重ねていくと、シミや小じわ、ほうれい線と鏡を見るたびに、ため息をつく。下地やファンデーションで隠そうにも、化粧直しの時間確保が私には難しかった。

モイスポイント

尚且つ、夏場の塗りは、汗で不快感の方が勝っていたので、化粧自体が悩みの種になっていた。そもそも新しい商品に出合っても初めはコツコツと対策しようとケアをするが、月日が経つうちに変化も見られないことも重なり、使い切らないままケアは終わってしまうという繰り返しであった。そして…仕事上インフルエンザの時期にマスクをしているうちに、コロナ禍の波がマスク使用を日常としたことに、私のケアへの意識も薄れていった。

薄れたというより、安堵している。マスクの下に化粧するのは不快で、マスク自体に化粧がついてしまうことも嫌だった。その感覚が、「化粧をしない」という気持ちにさせてくれた。マスクを外す場面もあるが、以前のように気になることもなくなっている。化粧しないことが当たり前になってしまった。いいのか悪いのかわからないが、私にとっては楽で自然体でいられることには間違いない。

悩み出したらきりがないことも人生の中で実感してきたし、「これでいいんだ」と、思えれば「楽に思える」ことも実感している。50代に入った今だからこそ、「悩みは横に置いといて…」と、自分らしくい活動している。